損切を制するものは相場を制す
この記事では損切についてお話ししたいと思います。
株、FXともに出口戦略(損切りライン)を立てない人が多い気がする。
— とある大学院生@トレダビ (@stock_study_) April 24, 2019
そういう人に限って、持っときゃいいところで損切りしたり、まだ損切りしてないのってところで持ったりしている。
ソースはわいの知人。
先日このようなつぶやきをした際に損切についての記事を書こうと考えておりましたので、自分が思う損切の重要性についてお話ししたいと思います。
皆様は何らかのポジションをエントリーした際に出口戦略を考えているでしょうか?
出口戦略とは抱えたポジションがどうなった際に利益確定をするのか
あるいは
損切を行うのかということを指します。
多くの人は利益確定のラインは決めていますが、損切のラインについては考えていない方が多いのではないでしょうか?
しかし、私は相場でコンスタントに利益を出し続けるため一番大切なことは
大負けしないこと、すなわち損切を徹底することだと考えています。
10回分の利益が1回の失敗ですべて泡になってしまうこの世界だからこそ
上手く損失を出す必要があるのです。
そしてうまく損失を出すためにはエントリーした際に損切ラインを決定することが大切なのです。
なぜ、損切ラインを決定することが大切かと申し上げますと
人間の感情を排除して取引ができるからです。
多くの投資家は損切ラインを決めていないと、自分のポジションに言いがかりをつけて
持ち続ける理由を探してしまう傾向があります。
そして、そういった時には大抵エントリーした際の根拠などはもう完全に破綻しているため、結局は運任せのトレード、すなわち再現性の欠片もないトレードをしてしまっているのです。
また、損切ラインを決めるもう一つのメリットは、小さな動きで右往左往しないことも挙げられます。
明確な根拠をもってエントリーを行い、それに見合った損切ラインを設定してしまえばたとえ小さな逆行が見られても動じることなく持ち続けることができます。
私の知人のいわゆる晩年負けトレーダーの方の傾向として、
出口戦略を立てずにエントリーをしてしまっている為
自分からすると
「え、そんなところで損切するの!?」といったポジションがあったり
「え、まだ損切りしていないの!?」といったポジションがあったりと
損切に全く一貫性がなく、感情に支配されたトレードをしているんだろうなぁ
と感じています。
多くの投資家はいかに利益を伸ばすかということを考えがちですが
それと同等にあるいはそれ以上に大切なことは以下に損失を限定させるか
ということだと感じたので記事にまとめました。