SQ日に気配値がおかしくなる原因【徹底解説】
この記事では以下の題目について取り上げます。
✔️SQ日についての知識
✔️SQ日に日本株の気配値が異常な値を付ける現象
~SQ日について~
そもそもSQとは、Special Quotation (特別清算指数)の略で
日経225先物などの株価指数先物取引、または株価指数のオプション取引などの決済期日にあたる日のことをSQ日といいます
日程としては
先物は3,6,9,12月と3の倍数の月の第二金曜日
オプションは毎月の第二金曜日
がSQ日に当たるため
両方のSQ日が重なる3,6,9,12月のSQ日はメジャーSQ日なんて呼ばれたりもします
SQ日に取引期限を過ぎたポジションがSQの値によって強制的に決済されてしまいます
このSQという値はどのように計算されているかといいますと
以上がSQ日の基本的な説明になります
~SQ日の気配値が異常な原因~
ここからは本題である
『なぜ、SQ日には気配値がおかしくなるのか』
について解説していきたいと思います。
まず最初に前提として、
先物やオプションを一番もっているプレーヤーは証券会社や銀行といった機関投資家になります。
そのため持っているポジションが決済される価格を決定する最初の寄り付きの値段をとても気にしているわけです。
そこで寄り付きの価格を操作したいがために機関投資家は
寄り付き前に大量の見せ板(売買する気がないが注文だけだしてあとで取り消すこと)を出して寄り付き価格を誘導しようとします。
これによってSQ日の寄り付き前の気配値は
ストップ高やストップ安になっていたりすることが多いです。
ちなみにこの見せ板という手法は本来は禁止されているのですがいまだに普通に見られます(笑)
ちなみに寄り付き前の気配値は見せ板によるものなので
実際の寄り付きは気配値とは全然違う値で寄り付くことが多い為気配値だけをみてパニックにならないようにしましょう!
~まとめ~
SQ日に気配値がおかしくなる原因は
保有している先物やオプションを有利な価格で決済したい機関投資家が寄り付き価格を誘導するために見せ板を行うことによるものです
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